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7月定例会議のお知らせ

7月のネットワーク定例会議を下記のように開催します。
住まいの貧困問題に関心のある方なら、どなたでも参加できます。

「脱法ハウス」問題に関する取り組みや今後の企画などについて話をする予定です。
 ぜひご参加ください。


日時 7月1日(月)午後6時30分~
会場 戸塚地域センター5階調理・手工芸室
     (新宿区高田馬場2-18-1)
     (高田馬場駅より徒歩3分)
地図  http://to1.bz-office.net/gaiyo.html



住まいの貧困に取り組むネットワーク 
連絡先: 〒162-0814 新宿区新小川町8-20 こもれび荘もやい気付
E-mail: sumainohinkon@gmail.com

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「脱法ハウス」立ち退き問題の和解成立と国土交通省への第2次申し入れ

 東京都千代田区の脱法ハウスで入居者が6月末までに立ち退きを求められていた問題で、本日6月27日、東京地方裁判所で入居者6名と株式会社マンボ―との間で和解が成立しました。
 和解内容は、マンボ―側に閉鎖の期限を9月末まで3ヶ月間延長させるとともに、そのうち1ヶ月半分の家賃を免除するというものです。

 今回の和解成立を受けて、住まいの貧困に取り組むネットワークなど3団体は国土交通省に対して、改めて申し入れをおこないました。回答期限は7月3日になっています。
 引き続き、脱法ハウス問題にご注目をお願いします。


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国土交通大臣 太田 昭宏 殿                    

2013年6月27日 
住まいの貧困に取り組むネットワーク(世話人 稲葉 剛)
国民の住まいを守る全国連絡会(代表幹事 坂庭国晴)
全国追い出し屋対策会議(代表幹事 増田 尚)

    「脱法ハウス」問題の緊急対応策についての第2次申し入れ

 私たちは、6月4日貴職に「一部の『シェアハウス』に見られる不安全な『脱法ハウス』の緊急対応策に関する申入れ」(第1次と呼称)を行った。これに対し、貴職は、6月10日「多人数の居住実態がありながら防火関係規定などの建築基準法の疑いのある建築物に関する対策について」(以下・「脱法ハウス対策」)を公表し、実態調査と是正等の実施に乗り出している。こうした中で、東京都千代田区所在の「脱法ハウス」の入居者が立ち退きに対する「仮処分申立」を東京地方裁判所に行い、本日、和解の成立に至っている。これらの状況を踏まえ、「脱法ハウス」問題の緊急対応策についての第2次申し入れを以下行うので、貴職の回答を7月3日までに示されたい。

  記

1.現入居者に対する追い出し行為の禁止について
  前記千代田区所在の「脱法ハウス」に見られるように、調査や是正等の実施を前に、封鎖・廃止をするハウスが続出する事態が十分考えられる。こうした事態に対し、東京地裁での和解条件も参考に、現入居者に対する追い出し行為を禁止する指導を地方公共団体と連携し、「脱法ハウス」の所有者、管理者に緊急に行うこと。その際、借地借家法に基づく借家権が適用されることを周知し、同法による対応が必要であることを徹底すること。

2.相談窓口の設置と相談活動の実施について
 貴職は前記「脱法ハウス対策」の中で、国交省の情報受付窓口の設置、都道府県・特定行政庁の情報受付窓口の設置を行っている。この「情報受付窓口」を現入居者に対する相談窓口にも活用し、入居者への対応を行うこと。この相談窓口設置については広く公表し、各報道機関にも周知すること。また、「脱法ハウス対策」では、都道府県・特定行政庁は「消防部局・福祉部局等関連部局との連携により、違反の疑いのある物件に関する情報収集を行うこと」としている。この取り組みと合わせ、現入居者に対する相談活動を連携して行うようにすること。そして、「脱法ハウス」が所在する地方公共団体は、常設の相談窓口を設置し、十分な対応を行うよう指導すること。

3.現入居者に対する居住保障と住宅確保について
 「脱法ハウス」の封鎖・廃止による現入居者の居住保障を、地方公共団体と連携し行うこと。この居住保障は、退去期日の延長、転居費用等の支払いを「脱法ハウス」所有者に求め、指導するとともに、一時的な居住のための国や地方公共団体の施設の提供を行うものとされたい。
 その上で、住宅セーフティネット法第3条の「国及び地方公共団体は、住宅確保要配慮者に対する賃貸住宅の供給の促進を図るため、必要な施策を講じなければならない」等により、退去する入居者の住宅確保と家賃補助等の援助を地方公共団体と連携し、速やかに行うこと。
 なお、こうした住宅確保に関連して、同法第10条の「居住支援協議会」を設立し、住宅の提供と居住支援を合わせて行うべきである。

4.「脱法ハウス」の実態調査等の公表と今後の対策について
 貴職は前記「脱法ハウス対策」で、「国土交通省で集約した情報については、適宜公表を検討するほか、今後の対策へ活用します」としている。まず、7月1日時点での「国土交通省で集約した情報」をすべて公表すること。また、情報集約はいつまでに完了するかを示すこと。
 そして「今後の対策へ活用」をどのように行うかを具体的に明らかにし、「住生活基本計画」等に明示すること。また、今後の対策の中心は「住生活基本法」に規定されている「住生活の安定の確保及び向上の促進」にあり、「脱法ハウス」を無くすことは言を待たないことを申し添えるとともに、6月4日提出の第1次申入れの下記事項への対応を求めるものである。 
①「脱法ハウス」等の入居契約については、法令違反の契約行為を禁止し、適正な契約とするよう指導すること。
②法的に極めて不安定な位置にある「ゲストハウス、シェアハウス」について、法令上の全般的な整備を早急に行うこと。その中で借地借家法にどのように位置づけるかを明確化すること。
③国と地方公共団体に「住宅監視員」を置き、「脱法ハウス」についての点検と改善を「住生活基本計画」等に明示して、実施すること。

                                                   以 上

マンボーにお住まいのみなさんへ(電話相談、面接相談のお知らせ)

首都圏追い出し屋対策会議からのお知らせを転載します。

**************

マンボーにお住まいのみなさんへ

マンボーは、「脱法ハウス」と問題になったことで、とつじょ施設を閉鎖し、住んでいる人ひとたちを追い出そうとしています。
ご利用中のみなさまはお困りのことと思います。

そこで、今後の生活や住居について、法律家等が無料でご相談を受け付けております。
お気軽に、ご相談ください。

【こんな相談に対応します】

「急に出て行けと言われて困っている」
「アパート等で暮らしたい」
「これから住む所がなくて困っている」
「生活に困っている」


【相談電話】

03-3379-5211

代々木総合法律事務所内
担当弁護士:林治(はやしおさむ)
        戸舘圭之(とだてよしゆき)

【面接相談】

「なんでも総合相談会」に気軽にお越しください。

6月24日(月)10時~20時(19時受付終了)
日司連ホール 新宿区本塩町9-3 司法書士会館地下(四谷駅・市ヶ谷駅から徒歩5分)
http://www.shiho-shoshi.or.jp/association/intro/accessmap.html


※「なんでも総合相談会」では、マンボ―以外の場所にいる方で、生活にお困りの方の相談も受け付けます。


首都圏追い出し屋対策会議
(代々木総合法律事務所内)
03-3379-5211
担当弁護士:林治(はやしおさむ)
        戸舘圭之(とだてよしゆき)
http://ameblo.jp/oidashiyataisakusyutoken/

マンボ―にお住まいのみなさんへ

脱法ハウスへの仮処分の申立と千代田区等への緊急要請に関する記者会見

 首都圏追い出し屋対策会議が中心となり、下記の記者会見を開催いたします。
 この件では、住まいの貧困に取り組むネットワークも連携して動いています。
 ぜひご注目ください。


*記者会見のお知らせ*
マンボー脱法ハウスへの仮処分の申立と千代田区等への緊急要請


 近時、「貸事務所」「倉庫」などと謳って利用者を募集し、実際には住居として狭小な部屋をレンタルする「脱法ハウス」が、消防法違反を指摘されるなど社会問題化しています。脱法ハウス側は、自治体の建築指導部局に「居住施設ではない」と主張し、必要な安全措置を講じないケースもあると報道されています。また、今回申立の相手方となったマンボーについては、今月末日限りの退去を迫り、入居者を強引に追い出そうとしています。

 この点について、太田国土交通大臣も11日の閣議後の記者会見で、実態調査を指示し、都道府県や政令市などに情報収集と報告を求めたことを明らかにしています。この実態調査により、居住者の安心や安全を確保するための施策を国としても講じることが求められます。

 今月末で突然閉鎖の対象になったマンボーの神田に居住者4人が6月12日(水)に住居としての賃借権を被保全債権として、占有侵害禁止の仮処分を申立てました。

 まや、マンボー神田には、千代田区の福祉事務所の勧めで入居した者がいることなどが判明しているため、私たちは千代田区に対し、区の責任において違法・不当な立ち退きをさせないこと、生活保護を利用している入居者に対しては、本人の希望に応じて、すみやかに転宅一時金を支給し、適切な居住環境のアパートへの転宅を進めることなどの要請を行う予定です。

 そこで、表記の件の報告について、以下のとおり、記者会見を行なう予定です。

<記者会見日時>
  2013年6月17日(月)13時~ 司法記者クラブ
  千代田区霞が関1-1-4高等裁判所内 電話:03-3581-5411

 なお、同日、午前11時より千代田区役所生活福祉課への申し入れをおこないます。こちらも取材をお願いします。

<記者会見内容(予定)>

①仮処分申立の報告

 担当代理人による概要説明、当事者(入居者)の発言等

②千代田区等への緊急要請の報告


(お問い合せ先)
首都圏追い出し屋対策会議
弁護士 林 治(担当)
同  戸舘 圭之

〒151-0053
東京都渋谷区代々木1-42-4 代々木総合法律事務所
TEL03-3379-5211/FAX03-3379-2840

一部の「シェアハウス」に見られる不安全な「脱法ハウス」の緊急対応策に関する申し入れ

 6月4日、住まいの貧困に取り組むネットワークなど3団体は、国土交通省に下記の緊急申し入れを行いました。
 6月12日までに回答を求めています。
 ぜひご注目ください。


*********************


                                   2013年6月4日

国土交通大臣 太田 昭宏 殿                    


                 住まいの貧困に取り組むネットワーク(世話人 稲葉剛)

                 国民の住まいを守る全国連絡会(代表幹事 坂庭国晴)

                 全国追い出し屋対策会議(代表幹事 増田尚)



      一部の「シェアハウス」に見られる不安全な
     「脱法ハウス」の緊急対応策に関する申し入れ


 私たちは、さる4月25日貴職に「住まいの貧困の解決」の要請書を提出し、その中で「ゲストハウス、シェアハウス」等への対応と規制策を強く申し入れた。しかし、貴職らは、5月21日のこの要請に対する回答で「入居者間でもめごとも多いと聞いている。居住水準等の問題もあるが、規制策は考えていない」などと述べた。その後の事態は、消防法違反の摘発や劣悪な居住実態の判明など重大な問題が明らかになっている。こうした極めて不安全で問題のある一部の「シェアハウス」の緊急対応策について、以下の事項を申し入れるので、貴職の回答を6月12日までに示されたい。

                       記

1.実態の調査、把握と当面する緊急対策について

 居住性が悪く、安全性に大きな問題を抱えている、いわゆる「脱法ハウス」についての緊急調査と実態把握を、地方公共団体、消防庁等と連携して行い、その結果を公表すること。

 国の「住宅・土地統計調査」の定義によれば、これらの建物は現状では「住宅以外で人が居住する建物」として、「会社等の寮、寄宿舎」に該当すると考えられる。こうした適用についての貴職の考えを示し、当面「寄宿舎」として扱うのであれば、建築基準法をはじめとした法令の適用を「寄宿舎」として行い、対策を実施すること。なお、現入居者の住宅確保、居住保障と適切な対応も行うこと。


2.「シェアハウス」などへの法令の適用と改善について

 いわゆる「脱法ハウス」について、東京消防庁は共同住宅と認定し、必要な改善の指摘を行っている。「ゲストハウス、シェアハウス」を共同住宅として国が統一的に認定するのかどうか、貴職の考えを明らかにされたい。なお、問題の中心は質が低く不安定な居住状態を無くしていくことにある。

① 「ゲストハウス、シェアハウス」の入居契約については、法令違反の契約行為を禁止し、適正な契約とするよう指導すること。また、入居者への十分な説明を行い、追い出し行為を禁止すること。

② 法的に極めて不安定な位置にある「ゲストハウス、シェアハウス」について、法令上の全般的な整備を早急に行うこと。その中で借地借家法にどのように位置づけるかを検討し、明確化すること。
 国と地方公共団体に「住宅監視員」を置き、「脱法ハウス」についての監視と改善を行うこと。


                                               以上

6月のアウトリーチ活動のお知らせ

 今年2月から、住まいの貧困に取り組むネットワークの呼びかけで、有志によるアウトリーチ活動(住まいを失った方々への声かけ・情報提供)を月2回、実施しています。

 5月は6日(月)の昼と20日(月)の夜に実施しました。

 5月6日(月)は祝日だったので、午後の時間帯に実施しました。
 2班に分かれ、1班は代々木公園、もう1班は荒川河川敷(板橋区側)をまわりました。
 代々木公園では、昼間、公園内で休んでいる方を中心に41人にお会いしました。
 荒川河川敷では、仮小屋で生活をされている方15人にお会いできました。

 5月20日(月)は、雨の中、神田~大手町~有楽町を1班体制でまわり、37人の方にお会いすることができました。
 このコースをまわるのは3回目なので、顔なじみになった方もいらっしゃいます。

 6月のアウトリーチ活動は、また第2・第4月曜日におこないます。
 路上・公園・河川敷だけでなく、野宿一歩手前の状態にある方へのアプローチもおこないたいと思っています。
 ぜひご参加ください。


【日時】
 6月10日(月)18時半集合、19時頃出発
 6月24日(月)18時半集合、19時頃出発


 打ち合わせをおこなった後に出発します。
 歩きやすい服装でお越しください。

 行き先は当日話し合って決めます。なお、移動の交通費はすべて自己負担になります。ご了承ください。

【集合場所】もやいスペース「うたしぱ」
東京都新宿区新小川町7-7 NKBアゼリアビル 201号室
http://www.moyai.net/modules/pico/index.php?cat_id=10&tmid=46

【呼びかけ】住まいの貧困に取り組むネットワーク
http://housingpoor.blog53.fc2.com/

※どなたでも参加可能です。経験や資格の有無は問いません。お待ちしています!
プロフィール

housingpoor

Author:housingpoor
住まいの貧困に取り組む個人からなるネットワークです。
賃貸トラブルや生活相談にも応じます。
月に1度程度、都内で会議を開いています。
参加したいというご要望や、賃貸トラブルについてのご相談は
sumainohinkon@gmail.com
までよろしくお願いいたします。

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