【報告】大震災から3ヵ月 今こそ住宅・居住支援を!「住まいは人権デー」市民集会&デモ
改訂(6月21日):第2部パネルディスカッションでの稲葉剛さんの提言を追加しました。
集会当日の動画をこちら(レイバーネットのホームページで紹介していただきました)からご覧いただけます。
震災から3ヶ月目になる6月11日、「大震災から3ヵ月 今こそ住宅・居住支援を!~『住まいは人権デー』市民集会~」が開催され、約90名が参加しました。
集会は報告とパネルディスカッションの2部構成で行われました。
第1部では、〈もやい〉スタッフの大関輝一を含む5人が被災地の現状を報告しました。

福島原発から逃れ、群馬県に避難されている小武海三郎さん(福島県南相馬市原町借地借家人組合・前組合長)は、原発事故により「住まいと生活がはぎ取られた」現状を語り、東京電力がすべての避難者に補償すること、二重ローンを避けるために住宅ローンの免除が求められていることなどを訴えられました。
また、女性の安全と健康のための支援教育センターの丹羽雅代さんは、避難所生活が長期化する中で女性や障がい者、高齢者などが声を上げにくい状況に置かれていることを指摘し、支援にあたる者も性暴力やDV、虐待などの構造的な問題を意識していくことが重要だとお話されました。

第2部のパネルディスカッションでは、東北工業大学講師の新井信幸さんが被災者自身による仮設住宅のカスタマイズ計画や「ふれあいサロン」の取り組みを紹介した上で、居住支援とともに、失われた「なりわい」を取り戻すための支援が不可欠だと語られました。
また、住まいの貧困に取り組むネットワーク・世話人の稲葉剛さんは、
「我々が批判すべきもの」
として、
「福島第1原発事故で県双葉町から町役場機能ごと約千人の住民が埼玉県加須市に避難しているが、双葉町住人の男が警視庁に逮捕される事件があり、それを受けて双葉町長が被災町民への義援金支給辞退を表明した件について、全国から賛否両論が寄せられている。中には「双葉町町民は埼玉から出ていけ」の声もある。この件の賛否は別として、被災して避難を余儀なくされてしまっている人々に肩身の狭い思いをさせている現実、「お世話になってすみません」と思わせてしまっている現実、町長にそう言わしめるこの社会的雰囲気・・・それらを我々は批判してゆかねばならない。」
と提言しました。
集会の最後に「アピール文」が採択され、その後、原宿から渋谷までのデモ行進を実施。

集会当日の動画をこちら(レイバーネットのホームページで紹介していただきました)からご覧いただけます。
震災から3ヶ月目になる6月11日、「大震災から3ヵ月 今こそ住宅・居住支援を!~『住まいは人権デー』市民集会~」が開催され、約90名が参加しました。
集会は報告とパネルディスカッションの2部構成で行われました。
第1部では、〈もやい〉スタッフの大関輝一を含む5人が被災地の現状を報告しました。

福島原発から逃れ、群馬県に避難されている小武海三郎さん(福島県南相馬市原町借地借家人組合・前組合長)は、原発事故により「住まいと生活がはぎ取られた」現状を語り、東京電力がすべての避難者に補償すること、二重ローンを避けるために住宅ローンの免除が求められていることなどを訴えられました。
また、女性の安全と健康のための支援教育センターの丹羽雅代さんは、避難所生活が長期化する中で女性や障がい者、高齢者などが声を上げにくい状況に置かれていることを指摘し、支援にあたる者も性暴力やDV、虐待などの構造的な問題を意識していくことが重要だとお話されました。

第2部のパネルディスカッションでは、東北工業大学講師の新井信幸さんが被災者自身による仮設住宅のカスタマイズ計画や「ふれあいサロン」の取り組みを紹介した上で、居住支援とともに、失われた「なりわい」を取り戻すための支援が不可欠だと語られました。
また、住まいの貧困に取り組むネットワーク・世話人の稲葉剛さんは、
「我々が批判すべきもの」
として、
「福島第1原発事故で県双葉町から町役場機能ごと約千人の住民が埼玉県加須市に避難しているが、双葉町住人の男が警視庁に逮捕される事件があり、それを受けて双葉町長が被災町民への義援金支給辞退を表明した件について、全国から賛否両論が寄せられている。中には「双葉町町民は埼玉から出ていけ」の声もある。この件の賛否は別として、被災して避難を余儀なくされてしまっている人々に肩身の狭い思いをさせている現実、「お世話になってすみません」と思わせてしまっている現実、町長にそう言わしめるこの社会的雰囲気・・・それらを我々は批判してゆかねばならない。」
と提言しました。
集会の最後に「アピール文」が採択され、その後、原宿から渋谷までのデモ行進を実施。

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