人は、ふれあって育つ? URによる集会所使用不許可に対する抗議声明
URは私たちの行動に対して、当初予定していた集会所の使用を不許可とし、以下のような文書やビラで攻撃してきました。
行動の連絡先となっていた国民の住まいを守る全国連絡会への「要請書」(09年2月9日付)です。

花畑団地各戸に配布されたビラ(2月10日付)です。

集会所申請者への取り消し通知(2月6日付)です。

これは使用承認書です。

ちなみに団地向けに配られた集会案内ビラです。

一連の経緯で、URによる集会所使用不許可に対し、抗議声明を出しています。
人は、ふれあって育つ?
URによる集会所使用不許可に対する抗議声明
09年2月11日
住まいの貧困に取り組む準備会 有志
私たち住まいの貧困に取り組む準備会は09年2月11日に『空いてるじゃん!住まわせてよ! 花畑団地現地ツアー』の実施を計画しました。これは、昨年からの雇用情勢の悪化を理由とした派遣社員や期間従業員の違法・無法な解雇や雇い止めによる失職と住居の喪失に対し、本来であれば使える社会資本のまっとうな活用を求める行動です。
東京都足立区にある都市再生機構(UR)(旧公団住宅)が管理・運営する花畑団地では現在1000戸以上が空室になっており、これらの空室は、十分清掃し、少しの補修さえすればすぐにでも住める部屋なのです。
今回の行動で、私たちは花畑団地内にある西集会所で集会を予定していました。これは、09年1月20日に花畑団地の居住者が申請し、利用料金を支払い、使用承認を得たものです。しかし、集会直前である2月6日になって突如URは目的外利用を理由として使用承認の取消しを申請者に対して通告してきました。
2月9日にはUR東日本住まいサポート業務部は、今回の行動の連絡先となっている国民の住まいを守る全国連絡会に「要請書」を送りつけ、不特定多数に呼びかける集会は居住者の「不安を惹起し、平穏な生活を妨害するものであることは明らかである」として集会の中止を要請してきました。また、同日行われた住まいサポート業務部との交渉において、担当者は「今回の集会は外部の人間が主体であり、居住者の集会ではなく団地内での集会所の利用にふさわしくない」と述べ、利用条件を明らかにするよう求めたところ、「利用条件は内規で決められているもので、開示することはできない」と強弁しました。また、具体的にどのような不安があり、どのような平穏な生活を妨害する行為があるのかという問いに対しても、なんら明らかにすることはなく、単に不安があるから使用を許可しないのだと開き直りました。
今回の集会は、これまでに居住者と2回の事前懇談を持って準備を進めており、当然ながら現居住者との対立を求めるものではありません。ただ、1000戸以上もある空室を見学し、無駄になっている社会資本の有効な活用を要求しているだけのものです。さらに、申請者が居住者であることからも、居住者も含めた集会であり、居住者と外部の者が交流することも大きな目的の一つです。また、使用不許可の理由として、利用条件を明らかにするべきであるにも関わらず、内規を口実に条件を開示しないことで、居住者の意思をも無視したURの判断による恣意的な運用が許されてはなりません。
そもそもURは独立行政法人として一定の公共性をもつものであり、団地ないし集会所はただひとりURだけのものではありません。CMなどでは「人は、ふれあって育つ」というコピーで、人と人との交流ができる集合住宅であることを謳っておきながら、一方で団地居住者の交流場所である集会所を使用不許可にするといった今回の処置は、UR自身の欺瞞をさらけ出したものであり、なんら公共性を省みないその私有化が暴露されたものです。
私たちは、URによる集会所の使用不許可に強く抗議するとともに、一刻も早い社会資本のまっとうな活用を求めます。
行動の連絡先となっていた国民の住まいを守る全国連絡会への「要請書」(09年2月9日付)です。

花畑団地各戸に配布されたビラ(2月10日付)です。

集会所申請者への取り消し通知(2月6日付)です。

これは使用承認書です。

ちなみに団地向けに配られた集会案内ビラです。

一連の経緯で、URによる集会所使用不許可に対し、抗議声明を出しています。
人は、ふれあって育つ?
URによる集会所使用不許可に対する抗議声明
09年2月11日
住まいの貧困に取り組む準備会 有志
私たち住まいの貧困に取り組む準備会は09年2月11日に『空いてるじゃん!住まわせてよ! 花畑団地現地ツアー』の実施を計画しました。これは、昨年からの雇用情勢の悪化を理由とした派遣社員や期間従業員の違法・無法な解雇や雇い止めによる失職と住居の喪失に対し、本来であれば使える社会資本のまっとうな活用を求める行動です。
東京都足立区にある都市再生機構(UR)(旧公団住宅)が管理・運営する花畑団地では現在1000戸以上が空室になっており、これらの空室は、十分清掃し、少しの補修さえすればすぐにでも住める部屋なのです。
今回の行動で、私たちは花畑団地内にある西集会所で集会を予定していました。これは、09年1月20日に花畑団地の居住者が申請し、利用料金を支払い、使用承認を得たものです。しかし、集会直前である2月6日になって突如URは目的外利用を理由として使用承認の取消しを申請者に対して通告してきました。
2月9日にはUR東日本住まいサポート業務部は、今回の行動の連絡先となっている国民の住まいを守る全国連絡会に「要請書」を送りつけ、不特定多数に呼びかける集会は居住者の「不安を惹起し、平穏な生活を妨害するものであることは明らかである」として集会の中止を要請してきました。また、同日行われた住まいサポート業務部との交渉において、担当者は「今回の集会は外部の人間が主体であり、居住者の集会ではなく団地内での集会所の利用にふさわしくない」と述べ、利用条件を明らかにするよう求めたところ、「利用条件は内規で決められているもので、開示することはできない」と強弁しました。また、具体的にどのような不安があり、どのような平穏な生活を妨害する行為があるのかという問いに対しても、なんら明らかにすることはなく、単に不安があるから使用を許可しないのだと開き直りました。
今回の集会は、これまでに居住者と2回の事前懇談を持って準備を進めており、当然ながら現居住者との対立を求めるものではありません。ただ、1000戸以上もある空室を見学し、無駄になっている社会資本の有効な活用を要求しているだけのものです。さらに、申請者が居住者であることからも、居住者も含めた集会であり、居住者と外部の者が交流することも大きな目的の一つです。また、使用不許可の理由として、利用条件を明らかにするべきであるにも関わらず、内規を口実に条件を開示しないことで、居住者の意思をも無視したURの判断による恣意的な運用が許されてはなりません。
そもそもURは独立行政法人として一定の公共性をもつものであり、団地ないし集会所はただひとりURだけのものではありません。CMなどでは「人は、ふれあって育つ」というコピーで、人と人との交流ができる集合住宅であることを謳っておきながら、一方で団地居住者の交流場所である集会所を使用不許可にするといった今回の処置は、UR自身の欺瞞をさらけ出したものであり、なんら公共性を省みないその私有化が暴露されたものです。
私たちは、URによる集会所の使用不許可に強く抗議するとともに、一刻も早い社会資本のまっとうな活用を求めます。
スポンサーサイト