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9.12行動で提出する通告書についてのさらなる説明です。

9.12行動でシンエイに向けて提出する通告書について、法的問題点についてはすでに法律家から解説がでています

続いて、運動的な視点から通告書がどういった意味があるのかを説明したいと思います。


違約金・退室立会い費の返還を求める通告書について

9/12、シンエイ本社へのデモを行うと同時に私たちは、これまで住人の皆さんが払ってきた違約金・退室立会い費の返還を求める「通告書」の提出を行う予定です(こちらをご参照下さい)。
7/20の相談会において住民の皆さんから寄せられた話の中で、もっとも違法性の高いと思われる条項が、3000円の違約金("督促手数料")と退室立会費の二つでした。法律家の方からも、この二つについては「違法性が高い」という趣旨の解説をもらっています(web参照)。私たちの作成した「通告書」では、違約金と督促手数料の二つに焦点を絞り、これらの返還をシンエイに要求します。私たちは、シンエイ物件に暮らす多くの皆さんがこの通告書を作成し、これまで不当に払わされてきた金額の返還を求めていくことを呼びかけたいと思います。

この通告書の提出を通して、私たちは以下のことを実現していきたいと考えています。
●これまで不当に払ってきた金額を返還させることによる、当事者の不利益回復
●シンエイに対し、金額の返還要求というリアルな圧力をかけることにより、9/12の申し入れに一層大きな実効力を持たせる
●シンエイに対する抗議の意志を表示する手段の一つ。一人でも多くの人々が参加できるような、比較的ゆるやかな取り組み

○この通告書は、みなさんがこれまで不当に払ってきた金額の返還を要求しています。違約金と退室立会費は、法的には違法である可能性が極めて高く、シンエイはこれらの返金を全員に行うべきです。ただし、通告書を出せば、必ず金額が全額返還されるかどうかは、わかりません。9/12の行動全体が、シンエイに対しどのくらいの圧力をかけられるか、によると思われます。

○9/12にこの通告書を提出することは、違約金・退室立会費だけでなく、シンエイがこれまで行ってきた不当な営業行為に対し、抗議の意志を示すことを意味します。「黙ってやられているだけではないのだ。何か不当な行為があれば、賃貸借家人として正当な権利を主張するのだ」という意志です。この意思表示をデモ・申し入れと合わせて行うことで、シンエイのやり方(個人への家賃の督促、連絡、対応など)に変更を迫っていくことになります。通常の契約をされている方の場合、問題はないかと思いますが、定期借家契約の場合、向こうの一存で契約更新を拒否される恐れがあります。お気をつけ下さい。

○通告書を提出するには? --->9/12当日、14時から1時間ほどの時間枠で通告書作成のための相談会を行います。提出される方は当日の相談会にご参加下さい。当日行うのは、返還を要求する金額やご連絡先、口座番号の確認など、基本的な事項の確認です。お気軽にご参加下さい。郵送などの受け取りは原則的にはできません。ご注意下さい。

以上です。
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