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ブラックサンタ行動に向けてビラを作りました。

明日のブラックサンタ行動に向けてビラを作りました。
なかなかかわいらしいビラになっています。

ブラックサンタ行動ビラ



追い出し屋問題を借家人のせいにするな!
家賃滞納者ブラックリストは住まいの貧困の拡大だ!


 情勢に逆行して進められる滞納者ブラックリスト

 私たち、住まいの貧困に取り組むネットワークは、住宅問題や生活困窮者の支援に取り組むNPOや労働組合、借地借家人組合などに属する当事者諸個人や法律家からなる任意の団体です。私たちはこれまで、住まいの貧困(ハウジングプア)をなくし、安定した住まいを得るための運動、たとえば、一方的な入居募集の停止により1000戸以上の空室ができたUR団地を住まいに困っている人へ開放するよう求める活動や、低所得者層を対象にして入居者を募集し、少しでも滞納すれば違約金を徴収したり、追い出しをかける不動産業者への抗議活動に取り組んでいます。
 現在、貧困問題はおさまるどころか、拡大の一途をたどっています。失業率は5%を超え、完全失業者として344万人以上もの人々が仕事にあふれています。ネットワークにメンバーが参加している<もやい>では生活についての来所相談が月に200件以上にも上り、同じくメンバーが参加している山谷や上野の炊き出しでは配食数が去年に比べ倍増しています。
 そのような情勢にあって、VESTAやリクルートフォレントインシュアなど家賃保証会社9社が加盟する一般社団法人全国賃貸保証業協会(LICC)は、さらに貧困を推し進めることを行なおうとしています。すなわち、LICCは家賃滞納歴などを登録した家賃保証会社利用者の信用情報のデータベース(DB)の構築を進め、来年2月には運用を開始する予定としているのです。
 このDBが運用されれば、事実上、家賃滞納者のブラックリストが構築され、家賃滞納歴のある人々は家賃滞納に至った原因や経緯を考慮されることなく、一律に入居にあたっての審査において不利な立場に置かれることになります。それは結果的に社会的弱者を民間賃貸住宅市場そのものから締め出す行為であり、新たな入居差別を生み出すものです。
 また、市場から排除された人々をターゲットとする新たな貧困ビジネスが生まれることも予想され、安定した住まいを確保できないハウジングプア層の固定化も懸念されます。
 
 机上の空論を振りかざすDB推進論者たち
 
 DB構築を推進する福井秀夫ら規制緩和派の研究者は、これまで賃貸人が負担していた「悪質な借家人」の追い出しコストが低減されることで、賃料や保証料が下がり、「優良な借家人」には利益になるといった主張をしています。しかし、いくら下がるのかといった具体的な試算があるわけでもなく、仮説を重ねた机上の空論にすぎません。
 そもそも、保証会社による滞納者DB構築についての議論は、家賃を滞納することで、違法な違約金や鍵交換などを行うという保証会社を含めた追い出し屋が社会問題となったことがきっかけでした。保証会社が登録制による規制を受けることとあたかも引き換えであるかのように、貸し手と借り手の情報の非対称性を是正しなければならないといった乱暴な理論で、借家人のDB構築が主張されたのです。
 違法な追い出しが起こる原因を、借家人に押し付けた上で、コストをかけて部屋から合法的に追い出すよりも、コストをかけないよう予め市場から締め出してしまおうというのがこのDB構築の本質です。
 しかしながら、いくら「悪質な借家人」を排除したところで、違法な営業を行なう業者を排除しない限りは解決にはならず、本末転倒なのは誰の目にも明らかです。それに、締め出された後も、その人の生活は続きます。彼/彼女は生きていくために住まいを求めねばならず、ただ排除するだけではなんら解決にはなりません。住まいは人々の暮らしの基盤となるものであり、他の商品と同列に論ずることができないのです。
 
 排除とセットではない住まいのセーフティネットを
 
 私たちが抗議活動を行なっている立川の不動産業者であるシンエイエステートは、保証人がいないことを理由にして、期日までに家賃を支払うことができなければ、鍵交換や荷物撤去をされても異議を述べないといった念書を入居者に特別に書かせていました。また、本来は2年である賃貸借契約を1ヶ月や3ヶ月ごとの短期間とする違法な契約を交わしていることも明らかとなっています。
 保証人を立てられないことを理由として、賃貸業者からは差別されて不利益を強いられ、一方では保証会社から違法な取り立てが行われているのが現状なのです。
 このような問題を根本的に解決するためには、「住まいは基本的人権である」という居住福祉の観点に立った、住まいのセーフティネットの構築が不可欠です。公的な家賃保証制度の確立や家賃補助制度の恒久化など、民間アパートの借家人を支援する制度が求められているのです。
 滞納者ブラックリストの構築は、そのような動きとはまったく逆行しており、決して許されるべきものではありません。
 私たちは、DB構築に参加している9社とLICCに対して、見解を質す公開質問状(裏面参照)を12月12日付で送付しています。12月25日にはLICCに対して回答を受け取る行動を予定しています。
 滞納者DBはすべての借家人にとって当事者となりうる問題です。「優良な借家人」や「悪質な借家人」といったありもしない対立を作り出し、一方の利益を主張して全体の利益をずり下げる、まやかしの論理に惑わされることなく、生存を脅かし住まいの貧困を拡大させるDB構築を進める保証会社を孤立させる大きな社会的包囲網を、ともに作り上げましょう!
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